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都立大江戸高校合唱部指導
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Ciao tutti! みなさん、こんにちは!
2004年9月、ロータリー財団国際親善奨学生に内定し、11月に語学力を強化すべく1ヶ月の日程でフィレンツェの語学学校KOINE'に短期留学しました。 前回はイタリア人の家庭にホームステイしましたが、今回は語学学校が斡旋する学生アパートを選びました。3つの寝室&勉強部屋、共同の居間・キッチン・シャワー&トイレがあり、そこに同じ語学学校に通うメキシコ系アメリカ人のバルバラ(バーバラ)、オランダ人のエヴァと住みました。 この滞在は音楽的に充実したものでした。 休日にフィレンツェから電車で1時間ほどのボローニャへ行き、ボローニャ市立歌劇場の《フィデリオ》を見ました。これがわたしがイタリアで初めて見たオペラ公演です。200年以上も稼働しているという古い馬蹄形の劇場は雰囲気が十分で、400年以上も根付くイタリアのオペラ文化にすっかり魅せられました。 そして、フィレンツェ市立歌劇場の《ドン・カルロ》、この公演は《ドン・カルロ》の4幕版と5幕版を日替わりで上演するという珍しい企画で、わたしは上演される機会の少ない5幕版を見ることができました。 帰国直前に再びボローニャに寄って、ご当地出身の名バスバリトン歌手ルッジェーロ・ライモンディRuggero Raimondi主演の《ドン・パスクワーレ》を見ました。公演当日、天井桟敷席(ガッレリーア席)のチケットを買うために、切符売場で並んでいると、芸大の先輩で、当時文化庁派遣芸術家在外研修員としてボローニャに留学していたバリトンの青山貴さんと会いました。日本から数万キロ離れた異国の地で交わした先輩との握手は忘れません。 また、名バリトン歌手ローランド・パネライRolando Paneraiのレッスンも貴重な体験でした。パネライといえば、何といっても《コシ・ファン・トゥッテ》のドン・アルフォンソでしょう。ベームの指揮で歌っているCDは、聴いているだけで舞台の様子が頭に浮かびあがってくるほどに素晴らしいです。意外にも若い時はグリエルモを歌っていて、実年齢とともに若者役から初老役へと、見事なレパートリー展開を果たしました。この年の10月、80歳の記念にフィレンツェ市立歌劇場でドン・アルフォンソを歌ったそうで、生涯現役とはまさにパネライのことです。 フィレンツェ郊外の豪邸にあるレッスン室に入ると、「俺はピアノを弾けないからさぁ…、とりあえず歌ってみなよ!」と言われ、わたしは《夢遊病の女》のなかのアリアを歌いました。「いい声してるよ、でもね、自分の音楽、つまり独自のフレーズを見つけることだな」、そう言って彼はパネライ節でアリアの一節を歌いました。オペラ史に名の残る大歌手とのマンツーマンのレッスン、彼の存在感にただただ圧倒されっぱなしでしたが、あのレッスン室の空気はいまでも脳裏に焼き付いてます。 音楽以外にも、路線バスのショーペロSciopero(ストライキ)を初体験したり、当時フィオレンティーナでプレイしていた中田英寿選手をスタジアムへ応援に行くなど、刺激の多い1ヶ月でした。 12月になると市内の至るところが電飾され、クリスマスムード一色になります。「来年の冬もイタリアのイルミネーションを見ることができるんだなぁ」、翌年秋からのイタリア留学が現実味を増してきました。 Ciao! またね! ※ 写真上はボローニャ市立歌劇場の天井桟敷席からの様子、下は語学学校の友達と撮ったもの(左からバルバラ、わたし、エヴァ、エミ) ![]() ![]() by tomokarco | 2008-01-22 17:43 | イタリア留学回想録
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